いぬとずっと

「イケナイ！」とか「ダメ！」などと言いながら引き戻されると、ワンちゃんは「飼い主さんのそばに行くと叱られる」と思い、ますます離れようとします。

引っぱらないようにするには、叱るのではなく「オイデ」と言葉をかけ、リードをたぐり寄せて自分のそばに来させてほめます。

そうるすと、ワンちゃんは飼い主さんのそばに行くとほめられるので、あまり離れようとしませんし、離れていっても「オイデ」と呼べば自分から戻ってくるようになります。

初めて会ったワンちゃんにいきなり近づけると、怖がりの子はパニックになってしまいます。動物の世界では目と目を合わせるのは敵意を表す行為となり、ケンカにもなりがちです。

本来、初対面の犬同士のあいさつは、お互いにお尻のにおいを嗅ぎ合うことです。

ワンちゃんのお尻にはにおいを出す器官があり、そのにおいを嗅ぐことでワンちゃんは相手の年齢や性別、そのときの気分など、いろいろなことがわかるといわれています。相手のことがわかれば、ワンちゃんもリラックスできます。

他犬に唸ったり吠えたりするワンちゃんは、幼いころに相手のことがわからない不安な状態で無理に近づけられたことが原因かもしれません。

このようなワンちゃんは相手に吠えないくらいの距離をとり、オスワリさせるなどして落ち着かせ、ほめるようにしましょう。


Next・・・愛犬の安全のためにお散歩で注意したいこと